コラム【四・五十肩】
〇四・五十肩
「肩が痛くて上がらない」「ちょっと動かすだけで痛い」こんな症状で「四十肩・五十肩」と言われ、お悩みの方はいらっしゃいますか?
四十肩・五十肩というのは実は、正式な病名ではないのです!!
「俗称」といったもので、四十肩・五十肩はわかりやすいように作られた言葉なのです。
この症状に近い症状名は「肩関節周囲炎」といった症状名になります。
文字通り、肩関節周囲の筋肉や関節などが炎症を起こして、痛みが出ている状態なのです。
そして四十肩・五十肩は「片側だけにしか痛みがでない」症状なのです!
両肩が痛くなるのは四十肩・五十肩ではない可能性が高いです。
その際は日常生活やお仕事・スポーツで肩を使いすぎている事だったり、別の問題によって痛みが出ているかもしれません。
まず、四十肩・五十肩は痛みの強い「急性期」と、痛みは落ち着いているが思うように肩が動かせない「慢性期」、痛みが改善する「回復期」に分けられ、ほとんどの場合は経過と共に痛みが緩和・改善していきます。
かといって、じゃあそのままにしていても大丈夫というわけでもありません。
痛みが強い「急性期」、肩が動かしにくい「慢性期」にしっかりとした治療を行う事によって、早く「回復期」へ移行してあげる事が大事です。
ではどういった治療がいいのか?
となると「急性期」と「慢性期」のどちらの段階なのか?を見ていく必要があります。
当院の場合は「急性期」では「炎症をおさえてあげる」ことを中心に治療を行います。
特殊な電気治療器や鍼治療をおこない、触った時にもし炎症を感じるようであればアイシングをも行います。
「慢性期」では「肩回りの動きをよくする・筋肉を緩めてあげる」治療を行います。
鍼治療で筋肉を緩めたり、手技を用いて肩回りの動きをよくするような運動療法などを行い、肩の可動性をよくする事を目的とした施術をします。
このような判別・治療を行い、早い段階で「回復期」へ移行しやすくする事で、症状の緩和・改善を目指します。
治療後のアフターサポートも施術の中で説明させていただきます。
痛みは我慢しないで、早めに症状を改善しましょう。